森林セラピー山口【山口県山口市徳地】 東大寺再建のふるさと〜杣(そま)入りの地 徳地〜

「観念寺」を訪ねる平成25年2月10日(日)「森の案内人と歩く ~セラピーロード自然観察~」を行いました。

森の案内人の指導で準備体操を行い、島地のまち歩きに出発しました。
午前中は島地のまちを歩きながら、見どころスポットを巡ります。路地裏を行き、かっての映画館「寿座」の前を通り、「観念寺」を訪ねました。
徳地各所に見られる石風呂のひとつ「観念寺の石風呂」を見学しました。観念寺の石風呂はその中でも大きなもののひとつです。


島地商店街を歩く昭和30年代の地図を片手に、島地商店街を歩きました。
最盛期、軒を連ねた商店は100軒以上あり、地元からの参加者から当時のお話を伺いながら、面影をたどりました。


福田貝館続いて訪れたのは、「福田貝館」です。
ご主人の福田さんが世界中で集められた3500種類の貝が収蔵されています。
丁寧に分類された貝の中には、世界で一番大きな貝もあれば、砂粒にしか見えないくらい小さな貝もあり、自然の造形美に目を瞠りました。


花尾八幡宮「花尾八幡宮」の御神木のムクノキは、樹齢650年。幹に刻まれた深い皺に触れ、ムクノキが過ごしてきた歳月を感じました。
石段を上がり、本殿へ。
裏に広がる社叢林の神聖な空気を感じながら、島地を一望する景色を眺めました。
その後、花尾八幡宮に伝わる、鎌倉時代の獅子頭と、江戸末期のガラス絵を見学しました。


島地川沿いを歩く島地川沿いを歩いて、「雨田公園」へ。春を感じさせるあたたかな日差しの中、ゆっくりお昼をとりました。
公園内には、島地黙雷上人に由来する「雨田草堂」があり、見学して島地分館に戻りました。


月輪寺薬師堂午後からは、「月輪寺薬師堂」に移動しました。
県内最古の木造建築の月輪寺薬師堂は、余分なものがそぎ落とされた素朴な美しさ。
周囲をじっくり見て歩き、奥の「月輪寺の石風呂」を見学しました。


厳島神社続いて、「厳島神社」を訪ねました。その歴史は、宮島の厳島大明神の御分霊が勧請された平安時代に遡ります。
鳥居をくぐって右手には、オオモミジが大きな枝を広げ、新緑の季節、紅葉の季節を想像しながら見上げました。
社殿の木彫も素晴らしく、いきいきした竜や狛犬は、今にも動き出しそうな力強さでした。


出雲神社の御神木の杉島地川沿いから佐波川沿いへ移動しました。次の訪問地「出雲神社」に到着すると、御神木の杉を訪ねました。
御神木は樹齢推定1000年と言われ、その大きさに驚きの声が上がりました。そっと触れると、木肌はやわらかで、あたたかに感じました。
社殿を前にし、森の案内人さんから、出雲神社について詳しい解説がありました。


「猿田彦大神」のムクノキしめくくりは、佐波川沿いの「猿田彦大神」のムクノキを訪ねました。
おだやかな佐波川には、多くのカモが羽を休め、野鳥の観察も楽しみながら終了となりました。

この日の様子は山口市民の地域映像共有サイト「ytube」に動画をアップしました。
ぜひご覧ください。



概要

【日時】平成25年2月10日(日) 10:00~15:00
【場所】徳地地域交流センター島地分館 集合(山口市徳地島地96-2)
【内容】森の案内人とともに、季節の自然や植物に親しみます。
2月は、徳地地域交流センター島地分館に集合後、午前中は島地のまち歩き、午後からは月輪寺薬師堂~出雲神社を見学しました。